2014年9月1日月曜日

Seeing The West Vol.1-4 LA Downtown

旅を始めて一週間がすぎる頃、旅の生活にもなじみ、だんだん人とコミュニケーションとれるようになっていた。

といっても、留学経験ゼロだし、ただ学生時代から英語が好きでJAZZや英語の歌詞ならうたいます〜くらいの経験しかなかったので、TOEIC何点とか説明がつかない私の英語力。

学生時代ロンドン一人旅したときは、全然しゃべれなくて悔しい思いしたな、と思い出す。

けど、この旅をしていて痛感したことは、重要なのは英語力ではなくて意志を伝えることだということ。どんなに遠回りしても、知っていることを駆使して、こうしたいんです、というのが伝わればいいのだと解った。発音やら語順やら、気がかりなことは山ほどあるけれど、それよりも伝える意欲と辛抱強さ、だった。それがないと、本当の意味で英語がしゃべれるようにはならない、と学んだ。
語学よりも、態度。


そんなわけで、ハリウッド滞在後半は、LAの中心部ダウンタウンへと出かけていった。

—ダウンタウンはマジで怖いからほんと気をつけな、という兄弟の助言を聞きつつ、どこが怖いのかも具体的に調べつつ、地下鉄で向かった。



午後13時過ぎ、その日は週末で、ビジネス街のダウンタウンは閑散としていた。
見回しても、私のような観光客がちらほらいるくらい。



LAにある日本街的な場所、リトル・トーキョーを目指して進んでいたけれど、なかなかたどり着けず。
Wi-Fiルーターがなくグーグルマップを起動する、などが不可能なので、Wi-Fiのあるホステルで下調べしてから地図やネットのページをあらかじめ写メして保存するというのが常だった。
それで、あらかじめ写メした地図を便りに歩いたけれども、どうもおかしい。
リトル・トーキョーがみつからない。

おかしいな、と思いながら、強い日差しに負けないようにサングラスをかけて、ダウンタウンを南下した。早歩きで。誰とも目を合わせない。
それまでのモダンな雰囲気がなくなってきた。
カメラもサッと撮って、サッとしまう。


移民街らしきところを左脇にチラ見しながら歩く。





さすがに歩き疲れて、スタバを探すけれど見つからない。
そこを脱するにはやや危ないストリートを曲がらなければならず、息を止めながら右折。
薄暗い建物には檻がついているし、落書きが多いし、何か危ないものが落ちていそうだし。人はほとんど歩いておらず昼でも気味が悪い、絶対に夜は歩きたくない。

なんとかWi-Fiのあるカフェを発見し、駆け込む。
何か叫びながら変な人が一緒に入って一瞬怖かったけど、店員さんはさほど驚いておらず、距離を置いて無視してしばらくしたら出て行った。

アイスコーヒーで一息つきながらWi-Fiで再度検索。

げっ!!
先ほど南下していたアベニューの左側はまさにスキッド・ローという危険な区域だったらしい。すれすれのところを歩いていた。
もう、間一髪!下調べが足りていなかった。
興味本位で入っていかないで、よかった。
果物を売ってるお店とかが多くて、表面的には危ない雰囲気はしなかったけれど。
誰とも目を合わせず、ひたすら南下してスルーして正解だった。


いっき疲労が押し寄せ、帰ろうかと思ったけど、リトル・トーキョーの位置がわかり、再度ちがうアベニューから北上することに。






ときどき、ストリートの左右を見渡すと、やはり怪しげな気配がした。



地下鉄からあがって最初についた場所まで戻った。そこから、リトル・トーキョーまで歩いて10分弱。先ほどは道を曲がるのが早すぎたようだ。

歩くと、だんだん日本語表記が増えてきた。交番発見。(本当の交番ではない)

(旅中、交番をみたのはこれが最初で最後だった、海外にはほとんどないらしい)

日本のお土産屋さんも発見。銀座も発見。



鳥居のような日本的オブジェも発見。


リトル・トーキョー
その中だけ見ると、本当にそこだけ思い切り「日本」だった。






ちゃっかり、100円ショップでお買い物した。
日本の100円ショップ、そのものだった。
店員さんも日本人。レジで「ありがとう」とややドヤ顔で言ってみたけど、リアクション小さくて残念だった笑

こんな光景も



アニメ文化的、なにかのイベントがあったらしい


その名のとおり小規模でリトルなトーキョーでした。
雰囲気もちゃんとトーキョーで安全だったけれど
わりと危険区域スグそばに面していた。

一つ通りを隔てるだけで、全然違う。

その日は早めに切り上げて、次の日サンフランシスコに出発予定のため、バスを必至で探した。次の日の、バス。とりあえず、サンフランシスコには兄弟の紹介による宛がありそうだったけど、まだ連絡が取れていなかった。

そして、その日の夜ホステルのキッチンでひとり旅をしているという2人の女性にであった。
コミュニケーションは、英語と、日本語で。

2人のうちのひとりは韓国人で、日本にも少し居た、という主婦の方。
私の顔を見る無いなや、あなた沖縄でしょ??みたいに聞いてきた。
半分そうだけどわかるものなのかしら、と思いつつ実はマイマザーが…と言ったら、やっぱり、のような反応。たまに聞かれるけど、外国で真っ先に聞かれるとは思わず、びっくり。
逆に、私が西洋人の方をみても、どこ出身かなどすぐには分からないのだけど
徐々に旅をするうちに、なんとなーく、勘が働くようになったのも事実。

もうひとりは日本人で年も近い方。
日本人で、ひとり旅で、しかも女性、に出会うことは皆無だったので、嬉しかった。
とても仲良くなって、いろんな話をして、旅の不安も吹っ飛んだ。
次の日も朝スタバでおしゃべりして、その後サンフランシスコ行きのバス停まで送ってくれた!
離れたところに住んでいるけど、絶対にまた会いたい!

そして、ついにサンフランシスコの方と電話でつながった!
公衆電話の使い方がわからず、その辺のビラ配りのお姉さんに聞いて、なんとかつながった。
日本人の旦那さんと、ベトナム人の奥さん、というご夫婦。会うのがとても楽しみだった。

そして、7時間のバスの旅に出発した!

サンフランシスコ編につづく

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